第682号コラム:「自宅療養のデジタルフォレンジック」
第682号コラム:和田 則仁 理事(湘南慶育病院 外科 部長)
国内で初の新型コロナウイルス感染例が確認されたのが昨年1月28日である。その後4月7日に最初の緊急事態が宣言され、4月11日には国内新規感染者数は第1波のピークの720人/日となった。初期には保健所により陽性者の接触者対応が取られ、入院または宿泊施設での隔離がおこなわれていた。それから約1年半が過ぎ、第5波を迎えた現在、8月20日には25,868人/日という驚異的な数の感染者が発生している。もはや収容能力をはるかに超えた感染者が日々発生し、その多くが自宅療養を余儀なくされている。8月末で10万人以上の感染者が自宅療養をしている。