須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教)
AI(人工知能)に脚光があたっている。正確にはディープ・ラーニングにであろうか。学生や一般の人などの間ではまだまだAIとペッパー君のような人型ロボットとの区別が曖昧なようであるが、この分野に精通している人であれば、自動運転車 (ロボット・カー)のようなハードウェアに化体されたAIだけでなく、証券・金融取引などにも既に使われていることはご存じであろう。更に最近はセキュリティの脅威検出やデジタル・フォレンジックにも用いられ始めている。