コラム第854号:「年末のご挨拶に代えて」
第854号コラム:湯淺 墾道 理事
(IDF副会長・明治大学専門職大学院ガバナンス研究科教授)
題:「年末のご挨拶に代えて」
2024年は世界的に「選挙イヤー」で、1月に行われた台湾の総統選挙、2月に行われたインドネシアの大統領選挙、3月に行われたロシアの大統領選挙、11月に行われたアメリカの大統領選挙など、世界的に注目を集める選挙が数多く行われました。韓国では4月に国会議員選挙が行われ、野党第一党が議席の単独過半数を占める状況がさらに深化して大統領にとってはさらに政権運営が困難を増したとみられていましたが、12月3日に尹錫悦大統領が突然非常戒厳を布告して世界を驚かせました。
これらの選挙に共通する問題の一つが「フェイク」であるといってよいでしょう。