コラム第845号:「CySecのデジタルフォレンジック教育10周年」
第845号コラム:コラム:佐々木良一 理事(東京電機大学 名誉教授・サイバーセキュリティ研究所 客員教授)
題:「CySecのデジタルフォレンジック教育10周年」
私がセキュリティの研究に着手したのは1984年のことで、当時所属していた日立のシステム開発研究所の主任研究員になった時のことでした。その後、セキュリティの研究は続き、2001年に東京電機大学に移ってからもセキュリティの研究に携わりました。
大学での教員生活を開始するにあたり次の3つのことを心掛けました。
1.学生の指導を第一義に位置づける
2.生涯一研究者でいることを大切にする
(ITリスク学の確立、デジタルフォレンジック研究の先行実施)
3.頼まれたことは自分の専門性が生かせるなら基本的に引き受ける
(学会、政府委員会等の活動、学内の活動)
戸惑いながらもいずれも何とかやってこられたのかなと思っています。