コラム第838号:「身近なセキュリティ2024 ~自然災害とセキュリティ~」
第838号コラム:宮坂 肇 理事(NTTデータ先端技術株式会社
セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部サイバーセキュリティ
インテリジェンスセンター センター長 Principal Scientist)
題:「身近なセキュリティ2024 ~自然災害とセキュリティ~」
9月1日は「防災の日」として各種団体をはじめとして広く国民が災害(台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、津波等)についての認識を深めるとともに備えを充実することにより災害の未然防止と被害軽減等に資するために制定された日である。この日は、1923年9月1日午前11時58分に関東地方一帯が襲われ大規模な被害が発生した関東大震災が起こった日である。防災の日には全国各地で防災訓練が行われており、筆者の居住している地域の自治会でも、各家の安否確認や避難所へ集合するなどの相互扶助の取り組みを実施している。
本コラムでは、昨今発生している災害について振り返りながら、セキュリティに関連する備えについて記してみたい。