コラム第762号:「ウクライナ戦一年を機にサイバー戦法規を改めて考える」
第762号コラム:須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教)
題:「ウクライナ戦一年を機にサイバー戦法規を改めて考える」
ロシアとウクライナの戦争(※あえて”戦争”と呼ぶこととする)が始まって一年以上が経過した。現代戦においては「5th Domain」とか「第5の戦場」などと呼ばれるサイバー空間での戦いが重要な要素であることは今更言うまでもない。IDFが開催するデジタル・フォレンジック・コミュニティでも2017年には、中谷和弘東大教授にサイバー戦における交戦規定(広義の国際法)である『タリン・マニュアル2.0』について講演いただいているし、5番目のセキュリティ系温泉シンポジウムは「サイバー防衛シンポジウム熱海」と銘打って文字通りサイバーディフェンスやサイバー安全保障を議論の中心に据えている。
コラム第761号:「国際規格ISO/IEC 27701~PIMS:プライバシー情報マネジメントシステム(後編)」
第761号コラム:佐藤 慶浩 理事(オフィス四々十六 代表)
題:「国際規格ISO/IEC 27701~PIMS:プライバシー情報マネジメントシステム(後編)」
デジタル・フォレンジック研究会第661号コラムで、プライバシー対策に関わる国際規格であるISO/IEC 27701の紹介をしました。本稿では、その続きを書きます。
27701は、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)(https://isms.jp/isms/index.html)の要求事項を規定したISO/IEC 27001及びISMSを実施するための規範をまとめたISO/IEC 27002に、プライバシー対策に関する要求事項及び規範を拡張することにより、組織によるPIMS(プライバシー情報マネジメントシステム)の構築を支援することを目的とした国際規格です。
コラム第760号:「身近なセキュリティ〜シニア層のスマートフォン〜」
第760号コラム:宮坂 肇 理事(NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ事業部サイバーセキュリティインテリジェンスセンター長 プリンシパル)
題:「身近なセキュリティ〜シニア層のスマートフォン〜」
従前の携帯電話(フィーチャーフォン)からスマートフォンに移行しつつある現在、シニア層のスマートフォンの利用はどのようになっているのであろうか。さらに、シニア層の利用にあたっては、スマートフォン利用のセキュリティ上の問題が想定されるが、どうなのだろうか。本コラムでは、特にシニア層のスマートフォン利用とそのセキュリティ課題を中心に考察してみたい。