第679号コラム:「ニューノーマル時代のコミュニケーションとセキュリティ」
第679号コラム:宮坂 肇 理事(NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ事業部 プリンシパル)
東京2020五輪(オリンピック・パラリンピック競技大会)の前半は、2021年7月23日に開会され先日の8月8日に閉会し、8月24日から後半のパラリンピックが催される。今回の東京大会は、COVIT-19 パンデミックにより1年間延期され、さらに緊急事態宣言もあり無観客での開催となる異例尽くめのオリンピックである。安全・安心な大会であり、サイバー空間上でも大きな問題がないことを規定している。さて、緊急事態宣言が続き、感染拡大防止策の一つとして、在宅勤務などのリモートワークのさらなる活用を促されている。新型コロナが終息した、ニューノーマル時代を迎えても、リモートワークは組織の生産活動の一つとして定着することであろう。リモートワークを導入している組織では利便性とともにさまざまな課題もある。本コラムでは、”コミュニケーションとセキュリティ”というテーマを考えてみたい。