第591号コラム:佐々木 良一 理事 兼 顧問(東京電機大学 研究推進社会連携センター 総合研究所 特命教授 兼 サイバーセキュリティ研究所 所長)
デジタル・フォレンジックに関するセキュリティ技術者の関心は確実に高まっている。彼らの口からデジタル・フォレンジックという言葉を聞くことが多くなり、インシデント対応でフォレンジックを実施することは当たり前になっている。この傾向は、デジタル・フォレンジック研究会の会員数にも表れており、2004年に85人だった個人会員が2019年には325人になり、団体会員も25が74に増えている。