第548号コラム:「来期の東京地区以外の活動に向けて」
第548号コラム:IDF事務局員
明けましておめでとうございます。IDF事務局長の丸谷です。先週発信のコラム第547号では安冨会長が年頭のご挨拶と共に平成を振り返り、当時の情報通信社会の発展に伴い時代のニーズから必然的に2004年にIDFが設立された背景と初代会長の辻井先生、2代会長の佐々木先生のご努力と功績を述べておられました。この間、現安冨会長は、副会長として創設時からIDFの諸活動を支えてきて頂きました。平成が終わろうとしている現在、IDF創設時から現在迄、ボランティアで理事や監事を務めて頂き、IDFの分科会活動等諸活動をご教導頂いていております歴代の役員各位に本コラムの場を借りまして厚く御礼を申し上げます。また、「証拠保全ガイドライン」改訂WGを代表とする各種WGにご参加頂いております会員各位、省庁オブザーバー各位にも厚く御礼申し上げます。
第546号コラム:「年末のご挨拶:2018年のデジタル・フォレンジックを振り返る」
第546号コラム:上原 哲太郎 副会長(立命館大学 情報理工学部 教授)
2018年はデジタル・フォレンジック研究会にとっては15周年という節目の年でしたが、デジタル・フォレンジックという分野にとっても着実にその普及が感じられる年でもありました。昨年から今年にかけて東京地検や大阪地検にデジタル・フォレンジックの専門部署(DFセンター)が設置されたこと、昨年から今年にかけて話題になった財務省における公文書の改ざん問題や医学部入試の不正問題に関しても調査にデジタル・フォレンジックが使われたことが報じられたことなどから、一般の人々の耳にもこの言葉が伝わる機会が多かった年ではないかと思います。そこで、全国紙4紙で「デジタル・フォレンジック」という言葉が各年にどれくらい記事に現れたのか、記事データベースを利用して数えてみました。